【後援】水谷川優子&黒田亜樹 デュオ・リサイタル『PIAZZOLA&VILLA-LOBOS 〜南の空 2つの巨星〜』

2月23日(木祝)にトッパンホールで上記公演が開催されます。ヴィラ=ロボスを含むコンサートとして、弊協会も後援させて頂いております。

前半がピアソラ、後半がヴィラ=ロボスという、とても素敵なプログラムの演奏会となります。ヴィラ=ロボスの「黒鳥の歌」「カイピラの小さな汽車」は、彼の作品のなかでも最も良く知られたものです。

とくに「カイピラの小さな汽車」のチェロとピアノ版は、ヴィラ=ロボスが1931年に企画した「ブラジル・アート・キャラバン」(ブラジル内陸部を回って室内楽作品を演奏するツアー)の汽車のなかで、その揺れをものともせずに一気に書きあげたという逸話が残る作品です。(これは後年、管弦楽《ブラジル風バッハ第2番》の第4楽章に転用されることになります。先に管弦楽版が出来ていたのか、それともこのチェロとピアノ版が先にあって後から管弦楽化されたのかははっきりしないところがあります。)

「チェロ・ソナタ第2番」も必聴の作品です。これはヴィラ=ロボスがサンパウロで名声を掴むきっかけとなった1922年の「近代芸術週間」における初日(2月13日)のコンサート最初に演奏された曲でもあります。腕利きのチェリストであったヴィラ=ロボスならではの技巧と歌が尽くされた作品です。

公演の詳細はこちらからご覧頂けます。みなさまぜひお誘い合わせのうえお越しください。