木許裕介『ヴィラ=ロボス -ブラジルの大地に歌わせるために』メディア掲載情報

3月23日に発売したヴィラ=ロボス本ですが、大変なご好評を頂いており、メディアにも多く取り上げて頂いております。

2023年3月22日 CDJournalおよびYahoo!ニュース:ブラジルを代表する作曲家の評伝『ヴィラ=ロボス――ブラジルの大地に歌わせるために』が発売

2023年3月27日 ぶらあぼオンライン:指揮者の木許裕介が日本初のヴィラ゠ロボス評伝を出版

2023年5月 朝日新聞「じんぶん堂」連載(2回)
→本書出版に関連して、さらに視野の広いブラジル音楽の展望や、今後執筆予定のものについて書きました。

・まずは、ヴィラ=ロボスの魅力を簡単に纏めながら、ヴィラ=ロボスのその先のことを綴った[上]がこちらです

・[下]では、少し前に芦屋市民会館で講演させて頂いた内容をアップデートした記事を書きました。こちらです。コルトーやコクトーがどうブラジル音楽に繋がるのか。最後に大量の顔写真(パブリックドメイン)と人名が載っていますが、ここにある関係性を理解することが、ブラジル音楽をより外に開かれた形で理解するための一助になると確信します。

書評としては、
一般社団法人日本ブラジル中央協会会報誌ブラジル特報にて、岸和田仁様による書評「天才的作曲家 ヴィラ=ロボスの画期的評伝を読む」において、「今回刊行されたヴィラ=ロボス評伝が画期的といえるのは、 関連文献 ・資料の調査・読 み込み、最近のヴィラ=ロボス研究成果の吸収・チェックはもちろんのこと、ブラジル各地での現地調査や多くの研究者との交流を繰り返し深耕したうえで叙述 に工夫を凝らしていることだ。端的に言えば、 完璧主義者らしい作品に仕上がっている。」という評を頂きました。

また、週刊読書人6月2日号においても、近藤浩平様による書評「音楽への世界観が広がる」が掲載されております。「視野の広いバランス感覚のとれた視点で紹介している」「画期的な情報量」など、ありがたいお言葉を頂戴しました。

読売新聞6月11日号 全国紙朝刊11面 書評欄「記者が選ぶ」にも取り上げていただきました。これに伴い、くまざわ書店様はじめ、全国各地の書店様でフェアをしていただいております。

ほか、「(3/17)本の通販ストアランキング > 芸術・アート > 音楽ランキング 「1位」を達成し、駐日ブラジル大使館様のFBでも大々的にご紹介を頂きました。

これが終わりではなく、この本が国内のヴィラ=ロボス研究や演奏を活性化させるものになると良いなと願っています。この本に続いてさらにブラジルのクラシック音楽に関する本を執筆予定ですので、どうぞご期待ください。

ヴィラ=ロボスの使っていたチェロとギターとピアノの前で(木許)