「ヴィラ=ロボス 弦楽四重奏曲集」(ナクソス・ジャパン)好評発売中!

本CDのライナーノーツを弊協会会長の木許が執筆しています。「制約のなかでの知的遊戯」と題した18000字の原稿を寄稿しました。

下記は木許からのメッセージです。

フランスの音楽祭を指揮しながらまた、ブラジル独立200周年コンサートの企画運営をやりながらこれを書くのは本当に大変でした。パリ→羽田の飛行機のなかでも全17曲の弦楽四重奏曲のスコアをひたすら分析し続けていました。これまでにヴィラ=ロボスの「ピアノ曲全集」「合唱曲集」「交響曲全集」の解説を執筆ないしは監修してきましたが、弦楽四重奏曲は飛び抜けて執筆の難易度が高かったですね。形になったものを手にして、しみじみしています。謝辞には Eurochestries International と、この音楽祭で出会ったブラジルの素晴らしい弦楽四重奏団Quarteto Zucaのことを書かせて頂きました。このCDを通じてヴィラ=ロボスの弦楽四重奏曲の演奏機会が増えることに貢献できれば幸いです。